昔から行ってみたいお祭りがありました。
毎年、秩父・吉田で催される龍勢祭り。
ご存知の方も多いはず。
派手にロケット(龍勢という)を打ち上げるお祭りです。
さて、このお祭りを観に行った第一印象は……
「人がゴミのようだ!」
この言葉がピッタリ。
いかにもお祭りって感じが良いです。が、あまりにも人が多い。
写真は人がすいたときに撮っています(じゃないと撮れない)。
どうやら、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』というアニメの聖地巡礼で賑わっているのだそうです。
それを聞いていた僕は、始発で現地へ向かい午前中のうちに撤収しました。
それでもこの混雑。今後行く方は注意されたし。
龍勢の打ち上げは素晴らしかったです。迫力満点。
モデルロケットに例えても、かなり上位クラスだと思います。
ごめんなさい。木に隠れちゃいました。
打ち上げの音、煙、高度、どれをとっても迫力があります。
放送で、ある龍勢は900mまで上がると言ってました。
もうすぐ1kmじゃん!
さらに、上空でカラフルな煙を出しながら、花火のような音と閃光。
そしてパラシュートがいくつも開く。
ロケットってこんなエンターテイメント性があったんだなぁ……
上手く撮れれば、インスタ映え間違いなし?(笑)
昼食を取っていたら地元の方らしきお爺さんが上を指さすので、何かと思って見てたら目の前に本物の龍勢!
太い筒がメインエンジン、竹竿に上空でのパフォーマンス用の仕掛けが付いています。
まさか竹竿も飛ぶとは! こんなに長いとは!
驚くべき技術。
ロケット好きとして気になるのは、いったいどこから龍勢が伝わって伝統行事になったのかです。
ネットなどで調べると、ロケットが日本に入ってきたのは元寇のとき。
元軍が使用したらしい(おそらく驚かせるため? 殺傷は難しそう)。
以後、日本でも改良が加えられ、神事の際に打ち上げられるようになったとか。
秩父では江戸時代から打ち上げているようですね。
発射台はこんな感じ。
まあ、いろいろ書いたけれど、動画を見た方がイメージがつかみやすいかな。
この動画は失敗した龍勢の時のものだけど、迫力は十分。
最初に長々と口上が述べられますが、神事の雰囲気も良いものです。
以前『宇宙兄弟』でも言ってましたね。
「ロケットロードは寄り道しない」
平和や安泰、五穀豊穣や商売繁盛を願って龍勢を飛ばすことは、現代人でも共感できます。
ただ、やっぱり人が多いから、次行くときは遠くから眺めるのもありかもしれないです。
こことか、望遠レンズなら撮れるかな。
迫力を楽しみたい方は、やっぱり近くに行くことをおすすめしますよ。