去年twitterをはじめてから、時々耳にするイベントがあった。

「博物ふぇす」。

戦利品やら収穫祭やらと、へんてこりんなもの、他では見ないマニアックなものが、SNSにたくさん上がっていた謎イベント。

なんだか、変なものをいっぱい見られて、しかも売ってそうだぞ!

ってことで、とりあえず行ってみた(もうだいぶ前だけど……)。

博物ふぇす、一体どんなイベントだ?

場所は科学技術館。

土日の二日間の日程。大学の試験期間前なのがつらい。

さて、「こんな感じだったよ!」という写真を撮れたら良かったのだが、マイナーなイベントかと思いきや、ものすごい人。満員電車状態。

人がゴミのようだ!

で、トークイベントもあると聞いたし、学術系のJpGUに似た雰囲気のイベントだと期待していたのだが、ちょっと違った。

関連記事:年に1度の地学のお祭り JpGU2017

たとえば、天文関連のショップでは、NASAの写真を使った「土星のオーロラハンカチ」を売っていたりする一方で、魔術書、呪術の本みたいな、中世っぽいものが人気。

数式をモチーフにしたデザインも、高校数学のものがあったり。

思いっきり科学グッズ!なものばかりというわけではなさそうだ。

ちょっとマニアックな方面に興味のある人が、ファッションや小物を買って、さらに泥沼に入る手助けをするイベント、といった感じだろうか。

中身でこだわるショップと、見た目重視のショップが混在しているようだった。

そして、どちらかというと女子向け。とにかく、リケジョ?率が高い

リケジョってこんなにいたの!?

ボクには生き物の頭蓋骨ペンダントとか、そういうのを「かわいい~!」とはあまり思えないのだが(笑)。 でも、おしゃれではあるかな。 置き物ならばおもしろいし欲しいかも。

というわけで、学問というより、「博物アート小物市」というほうが近いだろう。

リケジョにとっては、普段買えないものをGETできる天国なのかもしれない

侮りがたし、博物ふぇすの珍品たち

科学グッズばかりではないと書いたが、中には結構マニアックなものも混ざっていた。

特に生物系はスゴい。大学が展示している生き物や化石から、透明標本までわんさか。

これ、どこにつけるの! 欲しいけど!(笑)

恐竜の骨格だぞ……おしゃれに見えちゃうから凄い。



リケジョたちがキャーキャー言っているなか、人混みで女子向けアクセサリーショップに流されて戸惑うボクは、買うほうではなく、「自分だったらどんなもので出店するかなあ」なんて考えていた。

やっぱり、ハルキゲニアの箸置きとか?(笑)

H. sparsa.jpg
By Jose manuel canete投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, Link

いや、さすがにそれはないか。

と、思いきや、すぐそこのショップで売ってる……。しかもいい値で。

みんな同じことを考えるんですねえ。

博物ふぇす、侮りがたし。

そしてなんと、こんなものまで!

売り物じゃないけど、実物大アノマロカリス!

カンブリア紀で生態系の頂点にいた奴だ。デカいんだなおまえ。

奇妙な戦利品の数々

さてさて、ボクが買ってきた戦利品の数々をお見せしよう!

イワシのアイスクリームスプーン

まずはコレ!

イワシのアイスクリームスプーン(笑)。

ちょっと不気味なくらいリアル。これは買わないわけにはいかなかった。

逆断層ステッカー

つづいてコレ。

逆断層ステッカー。

他にも、H-IIBロケットとか、ISSとか、クリオネ?とか、いろいろあって迷った。まあでも、さすがに断層のステッカーはここでしか手に入らないだろうと(笑)。

ハヤブサとフクロウの細密画の水筒

それから、全然鳥グッズは買う気なかったのに、一目惚れして買ってしまったコレ。ハヤブサとフクロウの水筒。

見事な細密画。素晴らしい。躍動感、生命感を感じてしまう。

カビクリアファイル

最後にコレ。

カビ。カビのクリアファイル。

いやぁ~、こんなの買う気なかったんだけれど、人の少ない方へ行ったら、カビ専門のおじさんにつかまって(笑)。

しかし、あまりのカビに対する愛情と、写真撮影への熱意を感じて、買わざるをえなかった。

でも、カビ。カビねぇ……。まぁ、きれいな気もするけれど。

博物ふぇすてぃばる、ちょっと普通は買えないような小物が欲しい方にはおすすめだ。特にリケジョ?

ただし、カネの飛び方には要注意。