おまえはいつの記事を書いてるんだ!と言われそうだけど、去年のふたご座流星群の話(笑)。

しかもまだ画像処理していないから撮って出し。

以下、結構長文。

 

 

遠征前夜

流星群といえば、まともに見れたことがあったのはペルセウス座流星群だけだった。

5、6年前に琵琶湖で見たのだけれど結構流れるし、琵琶湖の対岸から裏の山の向こうに消えてしまうほどの、ゆっくりと流れる大火球を見た記憶が忘れられない。

それからオリオン座流星群で3時間粘って3つしか見えなかったたり、もう全然流星群とは縁がなかった。

晴れた日に非常階段で寝ながら星を見たりするんだけれど、流星群の時は1つ見られる程度。

そんなわけで、ビッグイベントとして有名なふたご座流星群は見ようと思ったことがなかったんだよね。

 

でも今年は一度しっかり見ておこうと観測計画を立てた。

ちょうどそんな時、天文サークルの先輩から弾丸遠征のお誘いを受ける。

 

実はこれだけ星のことを言っておきながら、天文サークルには入っていなかったんです。

なんとなくテニスサークルのような、世に言う「インカレサークル」の雰囲気をイメージしていて、ただ星を見たいだけのボクは選択肢から外していた。

まあ今いるロケットサークルも一応インカレなんだけどね(笑)

そんな天文サークルが平日に弾丸遠征するというから、結構本格的に見に行くと思って参加してみることにした(ええ、高飛車ですよ(笑))。

 

遠征は12月14日~15日。極大日の翌日だ。

 

ところが極大日。

翌日のことを考えて就寝するも、弟がどうやら見ているらしくなかなか寝られない。

しかも結構流れているらしい。

 

翌日の雲量をGPVで見てみるとこの通り。

 

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おいおいおい……

結局全然寝られず。

 

 

いざ、弾丸遠征へ

翌日。

学校の授業が終わって、夕方車に機材を積み込む。

遠征は何度もしているけど、宿なし、平日の弾丸遠征は初めて。

 

晴れている場所を探して向かうと聞いていたんだけど、そういう“当てのない旅”っていいよね。

なんだか、ワクワクする。

で、いざ車に乗り込んで行先聞いてみたら

「う~ん、そうだねぇ。戦場ヶ原にしよっか」

は? 戦場ヶ原!? 明日授業あるけど帰ってこられるの?(笑)

 

まあでも、ボクは乗っているだけで良かったのでおまかせして、気付けば日光のふもとに到着。

 

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途中のコンビニでパシャリ。

コンビニでここまで写る栃木県、すごい!

この時点で-6℃。意外と暖かい。

 

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いろは坂を上っている最中にもパシャリ。

男体山と星空。

この段階でかなり流れていた。

やっぱり都会で見る流星群とはレベルが違う。

 

 

流れる星は生きていた

そんなこんなで戦場ヶ原の駐車場に着いて、早速本格的に撮影の準備を開始!

しようとして、車のドアを開けたら問題が発生した。

 

雪……

 

学校から直接来ているし、戦場ヶ原まで行くとは思ってもいなかったわけで、普通の運動靴で踏み入ることに。

これで一晩は辛いかも……と思いつつ、準備開始。

 

前回書いたように、Nikon D3400をスマホで制御してインターバル撮影させ、ボクはのんびり流星を眺める作戦だ。

と、ここで第二の問題発生。

 

スマホの電源が寒さで落ちた。

 

これは大問題。

インターバルできないのにどうやって流星を撮るのか。

しかし、ここまで来て撮らずに帰るのは阿呆だ。

 

ええい! 根性論だ!

 

とやけくそになって、運動靴に雪が染みる中、ひたすら突っ立って30秒おきに手動でカメラのシャッターを切るという暴挙に出た。

 

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撮り始めて早々に小さいのひとつ!

ベテルギウスのわき。

分かる?

 

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これが今回の遠征で一番上手く撮れた流星写真。

明るい。そのうち測光してみよーっと。

 

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ヒヤデス星団の左下(写真中央下)。

 

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すばる右(写真右下)。

 

そんな感じで薄雲に悩まされながらも、なんとか7つ撮れた。

なんでだろうね、流星が写真中央を嫌って流れるのは?(笑)

しかも写真の範囲外の北の空ばかり流れるんだよなあ。

 

 

ところがボクは死んでいた

突っ立っているのは1時間半が限界。

毎回恒例だけど寒すぎて感覚がなくなった。

そのあいだに他の人たちは鍋パーティーとか言っていて、とっくにカメラから離れている。

レリーズがないことを恨みつつ遅めの鍋パーティーに向かう。

 

そうしたらなんと、寒すぎて鍋ができてなかった(笑)

驚くべきことに、女子会員が寒さと闘いながら鍋を温めようと奮闘中。

もう-10℃は下回っているのに、そんな環境で鍋をつくる気力、すごい。

インカレだしなあとか言っていたボクだけど、これはもう尊敬しかなかった。

流星群よりこっちの方が感心する。

世の中にはこんなすごい人もいるのか!

 

と、思いつつ、鍋づくりには参加せず星景写真撮りへ(笑)

 

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いいなあ、レリーズ……。

いいなあ、赤道儀。

いいなあ、赤外改造機。

俺もサークル員なら使えたのに! (←この考えが甘かった)

 

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オリオン座とシラカバの木々。

オリオン座は星座絵とか神話とか、もうそんなのどうでもよくて、とにかくこの星の並びとインスタ映えする勇姿が素晴らしいと思うんですよ。(n度目)

 

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おおいぬ座が見えてますね。

シリウスの神々しい青白い色がまたいい。

遠征っ! って感じしません?

 

このあと、鍋をいただいて(寒い中ではめちゃくちゃ美味かった)、もうここらで寒さの限界を感じた。

 

これまでの遠征で感じたことのないレベルの寒さだった。

 

本格的にヤバいと思った。

ここまで言っちゃうけど、凍傷とか、死の危険を感じるレベルだった。

 

で、暖をとろうと思ったのだけれど、あいにくボクのいた車のメンバーは暖をとってなかった(大丈夫だったのか!?)。

このままだと大変なことになるのは分かっていたので、とりあえず誰も乗っていないエンジンのかかっていない暗い車で、ひたすらカイロで手を温めたり、仮眠をとって天文薄明まで過ごすことに……。

 

あとで分かったことだが、このときの気温は-16℃だったらしい。

これまでの人生の最低気温が-17℃なのだが、それも一時的なもので、ずーっと一晩外にいて最低気温-16℃はかなりヤバい。

もし車でうずくまってなかったらどうなっていたんだろう……。

 

4時過ぎに勇気を出して最後の撮影へ。

 

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オリオンが沈みかけ。

 

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星のなる木。

北斗七星があるの分かりますか?

 

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ぎょしゃ座と赤く染まったシラカバ。

偶然車のバックライトが当たって良い写真になった。

 

そんなわけで、かなりの苦難が待ち受けていた人生初弾丸遠征だったが、このあと無事東京に戻り、授業を受けた(笑)

 

あと、気軽に参加したつもりの遠征だったのだが、いろいろあって結局天文サークルに入ることになってしまった(笑)

遠征中にいろんな人から勧誘を受けるから、もしやとは思っていたのだが、どうやらハメるつもりだったらしい。

といっても、弾丸遠征だけの参加でも良いという。

これほどありがたい話もそうそうないし、ハメられるだけでもありがたい。

赤外改造機借用権を得たわけだし!!!

 

でも、今度はもうちょっと暖かいときがいいなあ。