2020年8月22日の地球の衛星写真のPC背景

いまの地球の写真をPCやスマホの背景にする


 気象衛星「ひまわり」がほぼリアルタイムで撮影している地球の衛星写真を、PCやスマホの背景に設定し楽しんでいる。

 薄い水色の水平線、日光を反射する海面、赤茶けたオーストラリアの砂漠、幾重にも重なる雲の繊細な動き —— 細かく、美しく、バラエティに富んだ地球の姿は飽きることがない。

地球の壁紙を観察する楽しみ

 衛星写真を日々観察していると、さまざまなこ興味深いことに気付く。

昼・夜の接近をビジュアルで感じられる

 「ひまわり」は赤道上空およそ3万6000kmの定位置で、地球のおなじ面をおなじ方向から観測しつづけている。そのため昼や夜が太平洋上から日本列島に近づいてくるのを見ることができる。

 ふつうに暮らしていると忘れがちだが、“夜になる”とは地球の影に入ることだ。また太平洋上の弓状の光が太くなりはじめるのを見て、日付が変わり朝が迫ってきているとわかる。ビジュアルに訴えかけてくるので、デジタル時計の数字を見るより時間感覚が身につく。

 室内で作業しながら夜が近づく様子を見て、夕日を見にすこし外へ出たり、終業を急いだりする。また学生のころには、レポート提出期限のサインはインドが夜になるころだった。

 季節も見てとれる。夏と冬は昼夜の境界線が傾いて動いていくが、春と秋は垂直に動き、場所によって昼夜の時間差がある。

雲から天気を予想する

 雲の動きもおもしろい。日本近辺ではたいてい西から東に雲が移動し、天気も変わっていく。自分が住んでいる場所の西側の雲を見たり、周辺の雲から高気圧・低気圧のおおよその位置がわかれば、天気を予想できる。

 6~7月に暑い日がつづくと、梅雨前線はどこへ行ったのか確認する。フィリピン沖で発達する台風を見つけると、位置や目の有無、雲の形や大きさから「来週後半は在宅勤務にしよう」と予定を立てる。

 冬には日本海側の雲が厚く、関東は快晴がつづき太平洋上に細かな筋状の雲が伸びる。西高東低の冬型の気圧配置でできる特徴が一目瞭然だ。朝にその写真を見てどのくらい厚着にするか決める。気温の値を見るよりすこし風情がある。

自然現象を観察できる

 ときおり、レアな自然現象も見られる。

 たとえば日食は、地球から見ると月が太陽を隠す現象だ。しかし宇宙から見ると、地球に月の丸い影が落ちて、地球を横断していくように見える。

 またオーストラリアが干ばつになると、赤茶けた砂漠がより一層赤くなる。火山が噴火したときには写った噴煙をさがすのもおもしろい。実生活に役立つものとしては、大陸から日本海を越えて飛来する黄砂の帯も見られる。

いまの地球を壁紙に設定する方法

スマホの背景に設定する方法

 ボクのAndroidスマホでは「アメダスウィジェット」というアプリで地球の画像(正確には、取得したデータをもとに、可視光でどう見えるかを再現した画像)を表示している。

 iPhoneでは「EarthLens Live」というアプリで可視光の実写写真を表示できる。

PCの背景に設定する方法

 以前は「Earth Wallpaper Changer」や「Live Earth: Pacific」といった専用のWindowsアプリが存在した。しかし画像取得の更新が止まり、残念ながら2026年現在、リアルタイムに地球の写真を表示できなくなっている。

 もしかすると見つけていないだけで、ほかに方法があるのかもしれない。