1300年の時を経て? 平城京大極殿でグルグル回る星

平城京で星を撮りたい!

1月に撮影した写真の画像処理がやっと終わった。いや、もっと言えば、構想5年。ようやくできた納得の1枚。

何を撮ったのかというと、平城京大極殿と北天だ。

5年ほど前、どこかのテレビ局のなにかの番組がことのはじまりだった(ごめんなさい、覚えてません……)。大極殿が北天の星々の軌跡に合うように設計された云々と言っていて(確かそうだったはず……)、CGで大極殿と日周運動の様子を再現していた。

それを見た瞬間、「これなら実写で撮れるはずだ!」と思って早速撮影計画を立てたのだが、当時はまだ子どもだったので夜中にひとり平城京跡に行くわけにもいかず……。

そうこうしているうちに、先を越された。ネットで検索したら出てきちゃったのだ。いや~、悔しい。ものすごく悔しい。最初に撮ろうとしたのは俺だったんだぞ!(ネットに出回ってなかっただけかもしれないが)

でも、そのブログの写真がとても美しくて、自分がイメージしていた写真とあまりにも似ていたので、余計に撮りたくなった。

構想5年。計画敢行!

そして、2017年1月6日。とうとう計画敢行。

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寒かった。気温は1℃とか。

写真で薄着なのは、着膨れしているとかっこ悪いので、上着を脱いでいるからだ(笑)。

カイロも発熱を始めないレベルの寒さ。多分、活性化エネルギーが足りないのだろう。

でも1℃なら、いつもの長野とかのほうがよっぽど寒いはずだが、平城京跡は建物は建てられないので(地下に1300年前の都が眠っているので)、だだっ広い更地だから風が吹き抜ける。体感温度は氷点下。

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とにかく寒すぎて朱雀門と近鉄を眺めながら、夜10時半に1300年前の都の上を8の字を描きながら走り回った。何回か警備員に見られた(笑)。

画像処理の邪魔をするWindows10

こうして、2時間の苦行を経て、あとは比較明合成するだけ!と、るんるんで帰った。が、そうはいかなかった。

Windows10のアップデートで、愛用していた比較明合成ソフト「Kikuchi Magick」が使えなくなってしまっていた。なぜだ!

代替ソフトとして、これも有名な「Sirius Comp」をインストールしようとしたが、うまくいかず。

仕方なしに普段は比較明合成には使っていない「Deep Sky Stacker」を使った。結果がこちら。

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これはいただけない……

「Deep Sky Stacker」の特徴として、色落ちしやすいというものがある。普段は別のソフトを併用して彩度を戻しているが、いつもそううまくいくわけではない。

春に新しいパソコンを買う予定だったので、仕方なく諦めて待つことにした。

3ヶ月後、やっと新しいパソコンをゲットし、昨日、画像処理をできる暇をゲットし、いざ!合成!

と、「Kikuchi Magick」をインストールしたら、なんと使えない! やはり、パソコンのせいではなく、Windows10、Microsoftのせいだった……

しかし、救世主が現れる。「Sirius Comp」が使えた。

かくして、5年の歳月をかけた「大極殿・北天ツーショット計画」は無事完了!

できた写真がこちら。

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5年前、テレビでCGで見たものそっくりだ! 1300年前もこんな景色だったのだろうか?

ついでに。ライトアップ中のものも比較明合成したら金ピカになった(笑)

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うう……、光害!

しかし、何はともあれ、めでたし、めでたし。