F-35
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東京ビッグサイトで開かれた国際航空宇宙展に行ってきた。

世界中の航空宇宙企業が集まって、商品を展示している見本市のようなものだ。商談も行われるし、最新鋭の機体模型を見られたりする。

最新鋭戦闘機F-35(モックアップ)に乗ってしまった!

「ヒコーキって面白いなあ!」と感じたことをまとめてみる。

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MRJには、和風な遊びがたくさん!

入ってすぐ目に飛び込んできたのは、MRJ。

三菱重工がテスト飛行中の旅客機。日本ではYS-11以来、半世紀ぶりの旅客機開発ということで、話題のヒコーキだ。

ところでこのMRJ、他のヒコーキと比べて機首の形がちょっと違う。BoeingやAirbusのヒコーキは、どれも丸っこい似たような形をしているのだが、MRJは何だか下向きに角ばっている。

なんでこんな形なのか? じっくり眺めていたら、三菱重工の方と話せたので、聴いてみた。

「デザイナーが日本っぽさを出したいって言ってね。日本刀のイメージらしいですよ。もちろん計算はしてますけど」

なるほど! 言われてみれば刀っぽい気がする! 空力特性や技術的な理由ではなく、遊びだったとは(笑)。こういうの、好きです。

他にも、日本っぽさを意識した遊びが散りばめられているそう。たとえば、カラーリング。この赤・黒・金のデザイン、「センスいいなあ」と思っていたのだけれど、漆塗りのイメージだそうで。はぁ……なるほど!

それから、機内の照明!(写真ないけれど……) なんと逆さ富士山の形なのだそう。そんなところ、乗る人は気付かないよ! ちなみに、前から見ると間接照明だが、後ろにいるCAからは機内が明るく照らされて、よく見えるのだとか。

MRJ、テスト飛行で問題が見つかったり、何度も納期が遅くなったり、あまり良いイメージがなかったけれど、今回の話を聴いて大好きになりました(軽い。)。

Boeing、実はいろいろ作っていた

“国際”航空宇宙展なのである。したがって、世界に名を馳せる企業が出展して、自社製品をアピールしていた。

たとえばBoeing。旅客機で有名ですよね?

ところが、Boeingが旅客機と同じくらい力を入れていたのが軍用機。ミリオタには当たり前なのだろうけれど、旅客機のイメージしかなかったボクにとっては驚きだった。

F-15 イーグル。

Boeingだったのか! 模型はアドバンスドと呼ばれる改造型で、ミサイルの数を増やしているらしい。日本も、既存の機体をアドバンスドに改良するか、検討しそう。

もちろん旅客機も。

開発中のB777X。大学の材料の授業でも話題なのだが、翼の先が曲がるのだそうだ。燃費や性能云々もだけれど、飛行中に窓を見たら翼が曲がるって、絶対興奮する!

B787のフライトシミュレーター。

実機には付いているヘッドマウントディスプレイはなかった。このとき操縦体験していた人は着陸のとき何度もバウンドして、滑走路脇の草むらへ(笑)。ボクなら頭から突っ込みそうだから、笑ってはいけない。

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日本の航空機

日本も負けじとばかりに展示していた。たとえばスバル。

ベル社との共同かな? 会場内でこのヘリはかなりインパクトがあって、たくさん人が集まっていた。

こちらは防衛省の展示。

日本初のアフターバーナー付きターボジェットエンジンだとか。なんと本物! ちょっと前に話題だった、国産戦闘機X-2のエンジンはコイツらしい

こういうものを作ることは、本当に今大学で勉強していることの延長線上なのだろうか。あまりにも精巧で感覚が湧かない。

しかし、こんなところに置いちゃっていいのか? 海外の人がバンバン写真撮ってましたけど(笑)。

救難などで活躍している飛行艇US-2。よく聞く。

こないだテレビで、女性パイロットの訓練の様子をやっていたり、開発秘話は漫画になったとか。『紅の豚』見てから思うけれど、飛行艇ってロマンだよなあ。

C-1輸送機はよく飛んでいるのを見かけるのだが、その後継機だろうか。ヘリを搭載できちゃうんですね! 飛行機にヘリ載せるって聞いたことがない。デカい。

台湾企業

アメリカや日本だけでなく、本当に各国の企業が展示しており、そこらじゅうで英語が飛び交っていた。

リュックサック大のジェットエンジン

これをそこらにあるものと同じような、ジェットエンジンの模型だろうと思って見ていたところ、ブースの人が英語で話しかけてきた。ところが、なんだか発音が変だしカタコトだ。聞いてみると台湾企業の方だった。台湾もヒコーキを作っているのか!

そして興味深いことに、この模型は実物大だそう! リュックみたいに背負える大きさじゃないか。小型ジェットエンジン、巡航ミサイルや空飛ぶスーツとして需要がありそうだ。

実物でフラップの仕組みを見る

こちらも台湾企業のブース。CFRP製、主翼の実物だ。

面白かったのは、この裏側。よく見てみてほしい。

フラップというのは、てっきり回転させて動かしていると思っていたのだが、よく見るとレールで水平に動かしている。そうなっていたのか。

F-35に乗ってみた!

さて、お待ちかね。

ロッキード・マーチン社製造、最新鋭戦闘機F-35に、乗ってしまった!

こないだ初めて飛んでいるところを目撃し、それからひと月経たずに目の前でお目にかかるとは。

戦闘機なのに垂直離着陸可能、美しい曲線美。

しかし期待していたわりに、横から見るとずんぐりむっくりでカッコ悪い(笑)。下から飛んでいるところを見るとスマートに見えるのだけどなあ……。

さて。やはり関係者はみんな乗りたいようで、30分くらい待ってようやく機体のそばに近づけた。大きさはこんな感じ。

一人乗るだけなのに、思ったよりもデカい。もちろん、まわりから見ていてもデカいと思ったのだが、操縦席の脇から見ると翼が大きく感じる。これを飛ばすのは結構怖いぞ……

そして、いざ、搭乗!

広い。あんまり広すぎて、逆に居心地が悪いくらい広い(笑)。戦闘機の操縦席って、もっと狭いものを想定していたのだが……。欧米人仕様だからか、それともこれが標準なのか。

計器は予想以上に少ない(これはモックアップなので、実機も同じなのかは分からない)。ディスプレイにいくつかウィンドウがあるくらいで、とてもシンプル。近未来のイメージなのだろうか。もう少しいろいろ欲しい気もしてしまう(笑)。

座り心地はあまり良くない。一応クッションはあるのだが、座席が固い。ずっと座るのだから、せめて電車くらいの柔らかさが欲しいと思った。

まあクッションはともかく、F-35、いろいろ予想と違っていた。未来の機体はこうなるのか。

宇宙ものとミサイル

最後に国際航空“宇宙”展というからには、少ないながらも宇宙関連の展示もある。

ほぼ機械なし!? 人工衛星の伸展アーム

電波天文衛星「はるか」やX線天文衛星「ひとみ」に使われた、伸展アーム。一番下のケースにモーターが入っていて、双方向の回転で勝手にアームが伸びる。面白いことに、アーム自体には何も機械が付いていないのだ。考えられているなあ!

小惑星リュウグウに降りたMASCOT

はやぶさ2から分離して、小惑星リュウグウに着陸したMASCOTというロボット。ドイツの宇宙機関DLRの展示。小さいカンサットを見ている気分だ

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この直方体がどうやって動くかというと、中にぐるぐる回る腕みたいなものがある。本当にカンサットみたい(笑)。

なんだか気持ち悪いロボット CIMON

宇宙飛行士の精神状態を調べるために、今ISSにいるロボット「CIMON」。見てのとおり気持ち悪い(笑)。しかもとんだへそ曲がり野郎ということで、『2001年宇宙の旅』で暴走するロボット「HAL9000」っぽいと話題。

関連記事:『球体型相棒ロボット「CIMON」が宇宙デビュー。気分屋でヘソ曲がりさん』

ミサイル

あまり載せないけれど、ミサイルもたくさん展示されていた。写真はロッキード・マーチン社のミサイル。上は日本でも話題のPAC3用だそうだ。

ミサイルは利用方法以外ロケットと同じなので、モデルロケットに活かせないかと、じっくり観察してみた。フィンの構造など、ロケットと本当に同じなのだなあと再確認。

おわりに

国際航空宇宙展、はじめてだったが、思いのほか面白かった。各社、いろいろな工夫をしているのだということがよく分かった。

しかし、半分近くは軍事関連であり、武器見本市の様相もある。子連れで出かけるような場所ではなさそうだが、飛行機に興味のある方は楽しめると思う。

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