興奮を隠しきれない、アロー(@shudooooooon)です!
2017年1月24日17時40分頃。
たまたま夕空を眺めたら、見たこともない不思議な雲が、目に飛び込んできた。
この世のものとは思いがたい、美しい虹色の雲。しかも、かなりデカい。
思わず、映画でしか聞かないようなセリフを吐いた。「これは、一体何だ!?」
最初は彩雲かと思った。しかし、どうも違う気がしてならない。
どちらかというと、見た目が写真でしか見たことのない、夜光雲に似ているのだ。でも夜光雲は、極地近くで見られる雲。東京で見えるなんて話、聞いたことがない。
ここで、ひらめいた。
「もしかして、これがロケットが作った夜光雲?」
そもそも、夜光雲というものはなぜ現れるのか、よく分かっていない。分かっていることといえば、高緯度地域に現れること、ふつうの雲ではありえない高さに現れること。この二点だ。
あまりにも謎すぎて、そしてあまりにも美しすぎて、北欧に出かけることまで考えていたボク。
ただ、少し前にアメリカでロケットが打ち上がったあと現れたという記事を、思い出した。そういえば、今日はH-IIBロケットの打ち上げがあるのだった……!
もしや…… 急いでタイムラプス撮影を開始。
なんと結果は大当たり!
あとでネットやSNSで、H-IIAロケット32号機の夜光雲と確認。
それにしても大きかった。とても人工的にできたものとは思えない大きさ。
これを、種子島から打ち上がったロケットの航跡だなんて、とても思えない。
何ともいえない色合い。暗闇に光りたなびく様子。羽衣のよう、というのがふさわしい。
どこかのテレビ局が彩雲として報道していたが、空が暗くなってもずっと明るいままで、下の方から暗くなっていった様子からして、高高度の現象であることに間違いない。これは彩雲ではない。
極地に行ったら、一度お目にかかりたいと思っていたけど、まさか東京で見られるとは……