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一眼レフの使い手が皆一度は通るであろう戦い、名付けて「RAW・JPEG戦争」。

RAWで撮ろうか、JPEGにしておくか……

アローの脳内においてもこの戦いは5年に及んだが、ようやく終戦を迎えた。

結論︰RAWにもJPEGにもいいところあり。いいとこ取りしよう!

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RAW・JPEG戦争とは?

一眼レフを使ってきた方ならご存知だろうが、『アローの野帳』では知らない方にも知ってもらって楽しんでもらいたいので、一応説明しておく。

最近、友人から「詳しくない人にもアローのブログは分かりやすい」というお褒めの言葉をいただいたので(うひょひょーい!)。

「もう知ってるよ」って人は次の章まで読み飛ばしてもらって大丈夫です!

さて、RAW・JPEG戦争のJPEGは聞いたことがある人も多いかもしれない。ジェーペグと読む。よくパソコンで写真とかを見ると「〇〇.jpg」と書かれているが、そのjpgがコレだ。

別にjpgに限った話じゃないけれど、だいたい「.なんとか」というのはファイルの形式を表している。

JPEGは画像ファイル形式のひとつ。特徴は少ない容量でそれなりにきれいな画像を見られること。インターネットでは容量が少ないほうがいいということもあって、画像といえばほぼJPEGになっている。

つづいてRAW。よくRAW画像と言ったりする。こちらも画像ファイル形式のひとつだ。だけどJPEGとはちょっと違って、「.raw」なんてものはない。カメラのメーカーごとに「.CR2」「.NEF」なんて形式になっている。

英語で「raw」は「生の」という意味を表す。「raw data」で「生のデータ」といった具合だ。つまり「RAW画像」というのは「生の画像」

で、生の画像ってなんだよ?となるわけだが、これには少しばかりカメラの知識を知らなきゃいけない。

カメラというのは色ごとにどのくらい光子(光の粒)が入ってきたかを測って、それを並べて写真にしている。この段階が生の画像、つまりRAW。

だけどこのままでは容量が大きい。そこでRAW画像を好きなように画像処理し圧縮して(RAW現像という)JPEGにするのが一般的なのだ。

関連記事:【RAW現像フリーソフト】darktableがRawTherapeeより使いやすいかも?

このRAW現像、通常はカメラで勝手にやってくれる。だが自分好みの写真に仕上げたいなら自分で現像したい。

お疲れ様です。やっと話の根幹まで来ました。

つまりカメラでRAWのまま保存してあとで自分で処理するか、容量は小さいけれどJPEGで保存して処理しないか、この葛藤がRAW・JPEG戦争なんです。

RAWとJPEGをいいとこ取りしよう

ここまでのRAW、JPEGのメリット、デメリットをおさらい程度に表にしておく。

RAWJPEG
現像必要。カスタマイズ可既にされており不要。カスタマイズほぼ不可
容量
写真完成まで難・大変簡単・ラク

こうして見るとどちらも一長一短だ。

一眼レフを手にしてRAWを知ったとき、「さあJPEGとRAWどっちで撮ろう?」となるのだが、たいていはもの珍しく感じてRAWで撮りはじめる。

ところが、あっという間にパソコンの容量を占領していき驚く。気付いたらCドライブの容量不足の警告が出ている。

しかも一枚の写真を現像するのにはだいぶ時間がかかる。納得がいくまでやろうとすると永久に終わらないので、どこかの時点で妥協しなくてはならないが、始めると時間を忘れる。

それが何百枚も溜まってきて、ふと思う。「はたしてRAWで撮るべきなのか?」

ネットには「RAWで撮らないのは初心者」なんて意見が多々見られる。だけれども、いざ短時間でRAW現像をやってみると、カメラのRAW現像機能を使ったJPEG写真のほうがきれいな気がする(ボクの現像の腕が悪いと思ったあなた、ごもっとも……)。

じゃあもうJPEGでいいじゃん、となるかと思えばそうでもない。

ボクは一度JPEGに戻した。が、RAWで撮ればよかったと思うことが何度もあって、それはそれでストレスがたまるのだ。

JPEGでは白飛びした写真や暗い写真を編集しようとすると、不自然な縞々が現れたり、そもそも直らないことがしょっちゅう。RAWではそんなことはほぼない。

こうして、RAWとJPEGを行ったり来たりすること5年。行き着いた結果は……RAWもJPEGも両方使う。

普段はJPEGで撮影、美しい景色や撮りながら繊細な編集が必要と思ったときはRAWに切り替える。これだけ。

ちなみに、下の写真はJPEGで撮ったものだ。編集は必要ないと判断した。

あまり良いとは言えない写真はカメラの現像機能でそれなりにきれいに撮れるし、絶景は細かいところまで自分のイメージに合わせて現像できる。

しかし、これでは突然飛んできた鳥や一瞬の出来事をRAWで撮れない!と思った方もいらっしゃるだろうが、思い返してみてほしい。

そんな機会は年に何回あるかないかではないか? 一瞬を撮れないことよりも、あまりきれいでもない写真がパソコンの容量を減らすほうが、よっぽどストレスにはならないか?

シンプルすぎて残念に思われるかもしれないが、ボクが5年かかってたどりついた、一番ストレスのない撮り方がこれだった。

かくして、RAW・JPEG戦争に終止符が打たれたのである。

迷っている方がいらっしゃったら、是非、お試しあれ!

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